明石・魚の棚をもっと知りたい、楽しく歩いてみたい……情報紙
今号のミニコミ誌は私たち神戸学院大学の
新聞会・栄養学部メンバーが
魚の棚を探検、取材してまとめました。
私たち学生の目線で見た「魚の棚」の魅力をご紹介します。
ぜひ、読んでくださいね。

前列の左から順に栄養学部の東さん、村山さん、新聞会の糀屋さん、新聞会会長河本さん、
西尾さん、栄養学部の檀上さん、前川さん、吉川さん、新聞会の大矢さん、浅田さん、清水さん、
高原さん、松本さん。

全長350メートルの長い商店街には、新鮮な魚屋さんや、明石焼きのお店、人々の生活に役立つ様々なお店が立ち並び、地域の人々や観光客が集まる場所として、今日も大盛況です。
そんな魚の棚商店街をもっと知りたい。隅から隅まで知り尽くしたい。
そんな思いから今回、魚の棚商店街の隠れた魅力を皆様に伝えるべく、商店街を日々支えている人たちとのインタビューを通して、私たち神戸学院大学新聞会のメンバーで調査を行うことになりました。 学生ならではの視点で「おやっ」と思う、なんだか気になる「もやもや」しているところを
探していければと思います。その「もやもや」は皆様にとって「新発見」や「再発見」に繋がるでしょう。一体どんな「もやもや」が待っているのでしょうか。

(1)厳島弁財天

こちらがどうやら入口のようです!
 まず私たちが向かったのは厳島弁財天社。
魚の棚商店街の東西の通り沿い「たこ磯」さんと「魚利」さんの間の狭い入り口から奥に進んで行くと、少し開けた場所に出ました。
小さな祠がポツンとありますね。これが厳島弁財天社でしょうか。
 ここではどんな神様が祀られているのですか?

神聖な空間がこんなところに?

おみくじもありますよ!
「ここで祀られているのは弁天様。
弁天様は、もともとはインドの神様で『文芸』や
『水』の神様だと言われているんだ。
弁天様を祀っていた広島県の厳島から、
そういった縁でここでも祀るようになったんだ。
あと、今は使われていないけど井戸も横にあるよ。
ここら辺の魚屋さんは昔、地下水を使っていたので、
その名残なのかな。
この社自体は江戸時代の文久三年から
あるらしいけど、詳しいことは資料が無いから
わからないんだよ。」
 入り口があんなに狭いのは何故でしょうか?
「狭いよね(笑)。昔はべんてん通りから
祠が見えるほど開けていたけど、
商店街のお店の関係で今のように
なっちゃったんですよ。
今のように赤い飾りがついたのもここ2、3年のことで、
全然知られてなかったんだけど。
今ではパワースポットとか言われて
観光でも来る人が増えました。」
パワースポットですか!
あれ?横にトイレがありますね。
「弁天様のトイレ」って書いてあるのはなんなのでしょうか?
神様専用のトイレでしょうか?「あー、あれはね。前は普通に誰でも使えるトイレだったんだけど、
場所的にも見えにくいところにあるからかな。
イタズラがひどくてね。それで今はトイレは使用禁止になってる。」
☆弁財天社、いかがでしたか?
入口も狭く、中々入りにくいのですが、昔の空気を感じられる場所となっています。
パワースポットブームの今、様々な御利益があるとされる弁財天社を
一度訪れてみてはいかがでしょうか?

(2)山陽亭
  べんてん通りをまっすぐ降りると、洋食店「山陽亭」さんが見えてきた。
お腹も空いてきたし、入ってみよう。
どうやらハヤシライスが有名みたい。
人気メニューやオススメのメニューっていうのはありますか?
「人気なのはやっぱりオムライス、ハヤシライス、すき焼き定食。
オススメなのは、タンシチューとかビーフステーキとかかな。」
 どれもおいしそうですね。

発見!お店の奥に奥座敷が!

あれ?でも、洋食店なのにすき焼きや
お鍋料理があるんですか。
珍しいですね。
「そうだね。
そういうのは奥の座敷とかで食べれる。」
 奥座敷ですか!!うわぁ!
洋食店とは思えない和風な雰囲気ですね。
あれは何でしょう?
動物の大きな角が飾ってありますね。
あれは何の角なんですか?
「先代の頃からあるものでね。
本物の角っていうは聞いてるんだけど、
何の動物かはわからないね。」 
気になりますねぇ。
☆お腹が空いたので、定番のハヤシライスと
オムライスを食べてみました。
オムライスのタマゴのふっくら感が
良い感じでした。


これが人気の定番メニュー!

(3)黒谷商店

招きねこが誘ってる?
何やら良い匂いがしますね。あのお店からかな?
金色の招き猫がたくさんありますね。
行ってみましょう。
招き猫がたくさんあってビックリしたのですが、なんでこんなにたくさんあるんですか?
 「会社の社員旅行で買ったんだけど、目に付くと思って置いてます(笑)」
金色の招き猫は確かに目立ちます。それも4体!

蒲焼旨そう!
あれ?イカナゴや、あなごもありますが、看板には大きく「うなぎ」とありますね。
このお店はうなぎがメインなんですか?
「そう。うなぎがメイン。うなぎはね、関東と関西で作り方が違うのよ。
関東の方はうなぎを一回蒸す。そうすると脂が落ちてしまうんだ。
だから関西の方が脂が乗ってて、しかも大きくて、おいしいよ。」
それは知らなかったです!
☆炭火焼き、自家製のタレで食べるうなぎの蒲焼は、匂いを嗅ぐだけでお腹が空いてきますね。
金色の招き猫も毎日左手を振ってごくろうさまです!イカナゴも売っていますので是非!

 
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