魚の棚広報誌27
プロが作る鯛の荒炊きの作り方をわかりやすくご紹介します。
是非、ご家庭の食卓に一品添えてみませんか?
≪ご用意していただく材料≫
鯛の頭
★白出汁 350cc
★濃口醤油 50cc
★みりん 50cc
★砂糖 35g
★たまり醤油 30cc
鯛の頭は魚の棚の鮮魚店でお買い求め出来ます。
お店では「アラ」と呼ばれて販売されています。
※各店舗における仕入れ状況 天候などで販売していない場合があります、ご了承下さい。
●手順●
① 鯛の頭に沸騰したお湯をかける
お湯をかけることによってウロコが少し浮いてくるので、スプーンですくうように動かすだけで簡単にウロコが取れるようになります。また、生臭さも取ることができます。
② ★印の調味料を合わせて入れた鍋(又はフライパン)に、 鯛の頭を入れ、落し蓋をして強火にかける。
落し蓋がない場合は、アルミホイルで代用しますが、この時に真ん中に直径五センチぐらいの穴を開けてあげると、アルミホイルが浮かずにちゃんと落し蓋としての役目を果たしてくれます。
③ 強火のまま、煮汁が最初より半分くらいになるまで煮詰めたら、たまり醤油を落とす。
お湯をかけることによってウロコが少し浮いてくるので、スプーンですくうように動かすだけで簡単にウロコが取れるようになります。また、生臭さも取ることができます。
④ 煮汁が一割ほどになれば完成です。
<レシピ提供>うお左衛門(うおざえもん)
編集後記
今回はライターの方に、こちらから取材ポイントを指示せずに、お客様目線で感じたままのことを紙面にしてくれるようお願いしました。
毎日通う明石浦は私にとっては見慣れた光景ですが、初めての人には驚きと発見の連続でとても新鮮だったようです。
また、魚屋の記事では、私自身、日頃の商売からは注目していなかった一面が垣間見られて、新鮮でどこかほのぼのとした気持ちになりました。
魚の棚は同じ魚屋でもその取り組み方はそれぞれ違います。そんな魚の棚の魅力をこの紙面を通じて少しでもお伝えできたら幸いに思います。
ミニコミ紙「うおんたな」編集委員長 松谷佳邦