昭和二十六年になると道路整備が進み、アスファルトになりました。買い物に来られた方、自動車の通行が便利になり、特に魚の棚の特徴である、魚介類の運搬に非常に役立ったそうです。また、この時代、商品が店頭に並べれば飛ぶ様に売れ、売れて売れて面白い様に売れた時代だったそうです。中には、独自で毎月お客様をバスで宝塚劇場に招待していたお店もあったそうです。また、魚の棚の専売である鮮魚は、早朝は卸しとして大量に売れ、また昼からは小売りとして近隣の台所の役目を果たしていました。まさに一日中、活気と賑わいでお店は非常に繁昌したそうです。現実、よく昔の方は儲かったという声をよく耳にします。
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