イケメンさん
大原商店 大原章さん
魚のイメージが強い魚の棚商店街で、雑貨店をしている大原商店さんにお話を聞いてきました!!化粧品を扱っていたりエステをしていたり、お店の中に井戸があったり!?ちょっと不思議な大原商店さんの世界を覗いて見ましょう。
●魚のイメージが強い魚の棚で、雑貨屋をやっているのはどうしてですか?
いわゆる他のお店が扱ってないもの、生活用品とかね。店を始めた母が、そういうものを扱おうと思ったらしいね。外国チョコレートとか、コーヒーなんかも販売してたね。
●取り扱ってる商品は何種類くらいあるんですか?
全部合わせたら3000種類くらいかな。もっとあるかもわからへんなあ。口紅1本でも色々あるからね。こっちが取り寄せて入ってくる商品もあれば、メーカーから送られてくるものもあるんやけど、全体のバランスをとるのは難しいね。

●このお店で一番高額な商品って何ですか?
高額なら、カネボウの化粧クリームが12万円するよ。
●12万円ですか!?
●それをお客さんが高いと感じるか、それで満足と感じるかってことですよね。
そうだね。単にブランドもんじゃなくて、自分の価値観に合ったものを選んで欲しいね。
●魚の棚で商売を始めた経緯を教えてください。
もともと母の家が大阪で回船問屋って商売をしていてね。父の会社が一度解体した時に、母が自分の代で新しく商売を始めよってね。
●昔の大原商店はどんなお店でしたか?
長年、資生堂や普通の化粧品扱ってたんやけど、カネボウが化粧品を始めますって言ってね。それがきっかけで今はカネボウだけに絞ってるな。
●カネボウって昔は化粧品じゃなかったんですか?
昔は紡績の会社で、要するに服とかを専門にやってた。このお店もかなり売り上げあったみたいでね、小売店の全国8位のトロフィーがあるよ。

●全国8位ですか!!すごいですね。どういった層のお客さんが多いんですか?
うちの母親の年代からのファンが多いから年配の方が多いんやけど。その子どもさんまで繋がるためにアドバイスをしたり、エステのカウンセリングをしたり。お孫さんまで家族で来てもらいたいからね。
●お店の宝物というか、昔から大事にしているものってありますか?
そこに井戸があるんやけどね。魚の棚って昔はよく井戸水使ってたんや。

●魚の棚の井戸って、明石の人丸神社の方にある亀の水とは違うんですよね。
あっちは山のほう通ってるらしいですけど。
こっちのは海が近いから塩っ辛いね。毎朝汲んで外に出さないと、匂いがしてきて大変なんだよね(笑)。
●エステをやっているとお聞きしたんですけど……。
そうそう、エステを一度体験してほしいね。一時間半くらいかけてやるんだけど、コンピューターみたいなんで測定して、お肌の変化を見たりとか。
●ちなみにエステは男性も受けれますか?
男はねえ〜(笑)。でも最近は、男性のエステも流行ってるらしいし経験しといても良いかもしれんね。
●今の商売をやってて良かったことありますか?
お客さんに喜んでもらう一番良い商売やと思う。例えば、スーパーの安い商品で肌にトラブルがあった娘さんがカネボウのリサージっていう商品使って肌の調子が良くなってそこからずっと使ってくれてるんですよ。そうやってリピーターになってくれるとやっぱり嬉しいね。あと、お客さんと話すことが楽しいね。色々教えてもらったり、こっちもアドバイスしたり。
●逆に商売やってて困ったことはありますか?
スーパーとかドラッグストアの安売りとかと同じように考えられるんやね。そのような店の値段に合わしていくんやけど、商品の価値観が違うからねえ。それをどうお客さんに説明するかやね。やっぱり納得してもらわなあかんし、安いほうがいいっていう人いるからね。
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