明石・魚の棚をもっと知りたい、楽しく歩いてみたい……情報紙


鉄板付きテーブルが2卓で12席とカウンターが4席。
油かすはこてっちゃん(小腸)を揚げたもので、特に長田ではお好み焼きの具としてポピュラー。グッと旨みが増す。ベーシックな豚のお好み焼きは600円。達郎さんイチオシの組み合わせ、豚・もち・チーズ・トロロのトッピングはプラス700円。上質な豚肉の脂が甘く香ばしい!

2009年12月16日オープン
<お好み焼・鉄板焼>
尾瀬
おせ
(078)939-4225
17:30〜22:00(LO)無休
老舗の味と技を継ぐ
神戸・長田発のお好み焼き

神戸・長田で50年以上続く老舗「おせ」から独立した尾瀬達郎(たつお)さんが、明石出身の奥様・康代(みちよ)さんと二人三脚で営む店。お好み焼き、ねぎ焼き、焼きそば・うどん、焼きめし、そばめしに、追加できるトッピングは定番だけでも26種類と豊富で、中には「牛すじ」「油かす」など長田仕込みの味も。「味が染みたおでんのじゃがいもをつぶして入れたり、リクエストに応じて焼いてます」と、何でも来いの姿勢がうれしい。鉄板焼きメニューも充実していて、但馬牛のステーキ、ミスジ、タン刺しまで手ごろな価格で揃っているから、しっかり食べたい、飲みたい人にもおすすめだ。


1階は10名まで入れる立ち食い専用カウンターのみ、2階に20名までの座敷もある。

2009年11月30日オープン
<昼網寿司>
ほのか

(078)918-3949
11:30〜21:00 火曜定休
これぞ元祖ファストフード!
明石の寿司を立ち食いで

職人が握る本格寿司を、立ち食いならではのリーズナブルな価格で食べられるうれしい店が魚の棚に登場。「昼網和膳 穂の花」の隣に姉妹店としてオープンした「昼網寿司 ほのか」だ。一貫90円(1皿2貫)からあり、「ひと皿からでも気軽にどうぞ。1000円ほどで食べてサッと帰られる方も多いですよ」とご主人の上田さん。魚の棚の新鮮な魚のおいしさを知ってほしくて、一貫だけでもつまめる立ち食い寿司を思いついたそう。明石の魚を中心に揃え、とくにタイ、タコ、あなごはそれぞれ味違いの3種盛り「明石味比べ盛り」3貫550円というメニューもある。2階には座敷もあり、ゆっくり食事もできる。遠方から来客の際に案内すると喜ばれそう!


明石タコの味違い3貫セット「明石味比べ盛り」は湯引き、生だこ、たこ利休の3種が味わえて550円。「気候も暖かくなり人出が増えて『魚を食べるなら魚の棚』と楽しみに訪れてもらえたらうれしい」と上田仁さん。



2009年8月2日オープン“
<鮮魚>
克丸
かつまる
(078)914-0128
7:00〜18:00 定休日なし
念願叶えて地元にオープン!
明石の魚にこだわった品揃え

大阪で10年間鮮魚店を営んできた明石出身の西野内さんが、念願叶えて地元で構えた店。実は西野内さんのお父さんはかつて、魚の棚で鮮魚の仲卸を営んでいた。その思いを受け継ぎ、息子である克彦さんが十数年ぶりに再び魚の棚に戻って商売をスタート。明石で鮮魚のせりで直接買い付ける権利「買参権」を持っており、明石浦の昼網を中心に、より安く提供することができるのが強みだ。午後1時にもなると店先に、せり落とされたばかりのピチピチの昼網の魚が並ぶ。「旬のものをより安く、新鮮な状態で。そのためにはなるべく丸ごと買ってほしいから、食べ方のコツも伝えながら、昔ながらのやり方にこだわってます」と西野内さん。

「子どもの頃に見ていた当時の魚の棚と比べると、魚屋の数も減って寂しい気持ちもある。商店街の一員として、みんなと協力して盛り上げていきたい」と、地元への思いを語る。


店内には本物の明石だこを使用していることを示す、漁師グループAFARの証明書が掲示されている。

パルメザンチーズ風味の「ピリッ辛いいだこぺったん(380円)」や、唐辛子入りの「激辛まだこぺったん(480円)」ほか4種類。持ち帰るなら1ヶ月保存できる真空パック、食べ歩きには焼きたても購入できるので、熱々をほおばって歩きたい。
2009年12月19日オープン
<ぺったん焼>
永楽堂 魚の棚店

(078)912-3977
10:00〜18:00 木曜定休
明石の恵みをぺったんこ
焼き立て巨大なおせんべい!

明石・神戸周辺に12店舗を展開する永楽堂が、新商品を主力に明石ならではの味を厳選して取り揃えた新店を魚の棚にオープンした。その新商品「明石ぺったん焼」は、大人の顔が隠れるほど大きく、明石の真だこやいいだこをプレスして焼いたユニークなおせんべい。店長の川上さんによると「地元の漁師さんたちとの繋がりができたことから生まれた商品です。半年以上も試行錯誤し、ようやく完成した味が4種類。さらに新たな味も開発中です」とのこと。たこは最も味が良い旬の時期に大量に買い付けてストックしてあり、それがなくなればその年は販売終了するというこだわりだ。店頭では、生のタコがぺったんこに焼き上げられる様子も見ることができる。


 
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