明石・魚の棚をもっと知りたい、楽しく歩いてみたい……情報紙


魚の棚商店街でジャズフェスティバルを企画
 普段ならほとんどの店が閉店し、商店街が静かになる時間。魚の棚の真ん中に特設ステージが現れ、ビッグバンドの演奏が響き渡る…。昨年10月に魚の棚商店街で初めて開催され、盛況を博したあのイベントが帰ってくる!
 今年は9月16日(日)に開催される「TACO
TACOジャズフェスティバル2007」の、運営事務局の中心となっているのが明石で数々のジャズライブを企画してきた団体「LIVE135」。その代表を務めるのが薮内良治さんだ。
 薮内さんは明石で生まれ育ち、市内で保険事務所を営んでいるが、一方でジャズトランぺッターとしての顔を持っている。「在籍していた明石青年会議所で学んだまちづくりのノウハウと、長年関わってきたジャズの世界を活かして明石でライブ運営をやりたい」。まちづくりの仲間と語り合う中で生まれた薮内さんのそんな思いから結成されたのがNPO法人「ダッシュ明石」の音楽部門チーム「LIVE135」。毎月一回、たこフェリーの待合い室奥にあるレストラン「漁師めし新浜(旧たこたこ亭)」ジャズライブを運営している。神戸や大阪のライブハウスに出演しているプロミュージシャンを招いてのライブが好評で、2004年12月のこけら落としから計58回のライブで毎回満席に近い聴衆を集めている。
 昨年初開催となった魚の棚商店街でのジャズフェスティバルは、市内のアマチュアジャズプレイヤーにより多くの演奏の機会を作りたい、という思いから誕生した。「屋内のホールではなく、まちかどのイベントにすることで、普段ジャズに触れていない人にも聞いてもらえる。しかも『魚の棚商店街』という意外性がニュースにもなり、地域の発信になるはず」。そんな信念から商店街側に持ち込まれた提案が実を結び、第一回のジャズフェスティバルが実現した。予想を上回る大盛況となり、商店街からも「長い間コンサートに行くこともなかったが、青春時代を思い出した」「涙が出た」などの声が挙がった。その手応えを励みに、さらにバージョンアップして第二回開催の準備を進めているところだ。
 「直接商売にプラスになるわけではないけど、このイベントを魚の棚を発信する一つの材料として活かしてもらえたら…。屋台を出すなど、一緒にイベントを作り、盛り上がってもらえたらうれしいですね」。
大蔵中学吹奏楽部、明石高校音楽部を経て甲南大学でジャズに出合う。現在、神戸を代表するビッグバンド「モダンタイムス」のソロトランペットを担当。「LIVE135」代表、株式会社ヤブウチ保険事務所代表取締役。

※9月16日のイベントの詳細は4面に掲載していますので併せてご確認ください。
※「LIVE135」が企画するその他のライブ情報についてはホームページで発信中
http://www.live135.com/
 
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