とり居 |
うどん店仕込みのつけ出汁を
ふわふわの明石焼に含ませて
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(078)912-4043
10:30〜19:00
土・日曜・祝日は〜20:00
木曜定休 |
うどん店を経て平成元年に明石焼専門店としてオープン。それだけにつけ出汁のおいしさに定評がある。昆布をメインにカツオだしを少し加えた、旨味たっぷりのまろやかな出汁で、その味を引き立てるために薬味も加えないという潔さ。ふわふわの明石焼にこの出汁をたっぷり含ませて味わおう。
明るくにぎやかなお母さんと娘さん、控えめなお父さんのチームワークも良く、温かな家族の人柄も人気の一因となっている。

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明石焼memo
1人前(15個)480円
※持ち帰り500円
つけ出汁/昆布、鰹節(温)
薬 味/なし
焼き油/サラダ油
板 /朱塗り
その他/ソース、一味あり |
奥にはカウンターとテーブ
ルで20席ある |
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明石焼のやわらかさの秘密
大阪のたこ焼きの生地が小麦粉を主としているのに対し、明石焼の生地は卵が主で、小麦粉やじん粉を配合し、だしで伸ばしてあります。そのため独特のやわらかさがあり、球形というより円盤形のような平らな形になるのです。
やっぱり明石ならではの味
“じん粉”は“浮き粉”とも呼ばれ、小麦粉からグルテンを取り除いたもので、昔から天ぷら(練りもの)のつなぎとして使われていました。新鮮なタコはもちろんのこと、じん粉が身近にあったからこそ、明石ならではの味が誕生したというわけです。
そのルーツは?
明治から昭和初期にかけて製産されていた明石玉(模造珊瑚)の材料に卵の白身を使っていたので、残った黄身を利用するために生まれた、というのが通説。ほかにも、真珠を磨くのに卵の白身を使っていたので残った黄身を利用したとか、殿様に納める和菓子に卵の黄身だけを使い、残った白身を利用したなどの説があって、どれが本当なのかは結局わからないようです。