明石・魚の棚をもっと知りたい、楽しく歩いてみたい……情報紙


うおんたな自慢の明石焼、まだまだありますよ〜。スタイル、食感、味わい、サイドメニューも各店」さまざま。
全店制覇してみませんか?各店の場所は一面のマップでご確認ください。
あかまつ
赤ちゃん連れからお年寄りまで
家族みんなに優しい店

(078)912-4621
11:00〜17:30
木曜、第3水曜定休
  明石焼はやわらかさが特徴で、板に置いた途端に球形を保てず円盤形になるほど。味つけは生地は薄め、つけ出汁の味がしっかり目というバランスなので、薄味好みなら浸す出汁の量を減らすなどして調整ができる。10個で350円という手頃さもうれしいところだ。 明石焼と併せて、お好み焼きや焼きそばなど鉄板メニューも揃っている。ゆったりとした空間で、車いすやバギーでも入りやすく、畳があるので赤ちゃん連れにもおすすめ。



明石焼memo
1人前(10個)350円
つけ出汁/天然昆布とカツオ節(温)
薬 味/青ねぎ
焼き油/サラダ油
 板 /無垢板
その他/ソースあり
店内は畳敷きの小上がりと テーブルで全28席
たこ磯
絶妙のゆで加減にこだわった
プリプリの明石ダコを堪能!!
(078)914-5103
10:00〜19:00
定休日なし
  先代までの靴屋から一転、平成元年に明石焼店としてスタート。店主が甘いもの好きで、明石焼のほかにあんみつやぜんざいなどの甘味が揃っているのがユニークだ。
 明石焼で印象的なのは具のタコのおいしさ。ふわふわに焼き上がった明石焼の中でちょうど良いやわらかさになるよう、新鮮な明石ダコを絶妙なゆで加減に仕上げてある。タコの代わりに焼きあなごを入れた「あなご入り玉子焼」もあるので、こちらもお試しを。


明石焼memo
1人前(15個)600円

つけ出汁/昆布(温)
薬  味/三つ葉
焼き油/サラダ油
 板 /無垢板(ミックス焼は朱塗り)
その他/ソース、一味あり
28席の店内。
弁財天を祀った 「弁天会館」の1階にある。
よこ井
伝説の明石焼屋台の味を守る
頑固一徹、職人の技

(078)913-0068
10:00〜17:30
木曜定休(祝日の場合は営業)
  大正から戦前まで人気を誇った明石焼屋台「向井」の味を受け継ぐのがこちら。ほとんど味つけされていない冷たい昆布だしが添えられるので驚く人もいるが、これは焼きたてで口の中をヤケドしないよう、冷ますためのもの。ふわ、もちっとした繊細な食感と、つけ出汁なしで完成された味わいが魅力だ。あっさりしていて、冷めてもおいしい。 磨き上げた銅鍋に主の職人気質が感じられる同店で、昔ながらの味を体験してみて!



明石焼memo
1人前(10個)500円
つけ出汁/昆布(冷)
薬  味/なし
焼き油/ごま油ほか
 板 /無垢板
奥にはカウンターとテーブ
ルで20席ある

よし川
魚の棚で40年つづく老舗の風格 ふわ、とろ、の食感が癖になる
(078)911-8311
11:00〜18:00
土・日曜・祝日は〜19:00
木曜定休(祝日の場合は営業)
  魚の棚商店街に現在ある明石焼の店舗としては一番古いのがこの店。代替わりを経ても変わらない味を求めて、何十年と通うファンも多い。前号の紙面アンケートでも「学生の頃から明石焼と言えばこの味(59歳・女性)」などのコメントが寄せられた。
 その明石焼の特徴は、表面はしっとり、中は茶碗蒸しを閉じ込めたような食感。上品な出汁の香り、味つけともにバランスがとれていて、飽きがこないおいしさだ。



明石焼memo
1人前(15個)600円
つけ出汁/北海道産昆布、鰹節(温)
薬  味/青ねぎ
焼き油/ごま油ほか
 板 /朱塗り
その他/ソースあり
明石焼以外にもたこ飯、
お好み焼きなどメニュー多彩
とり居
うどん店仕込みのつけ出汁を
ふわふわの明石焼に含ませて

(078)912-4043
10:30〜19:00
土・日曜・祝日は〜20:00
木曜定休
  うどん店を経て平成元年に明石焼専門店としてオープン。それだけにつけ出汁のおいしさに定評がある。昆布をメインにカツオだしを少し加えた、旨味たっぷりのまろやかな出汁で、その味を引き立てるために薬味も加えないという潔さ。ふわふわの明石焼にこの出汁をたっぷり含ませて味わおう。
 明るくにぎやかなお母さんと娘さん、控えめなお父さんのチームワークも良く、温かな家族の人柄も人気の一因となっている。


明石焼memo
1人前(15個)480円
※持ち帰り500円
つけ出汁/昆布、鰹節(温)
薬  味/なし 
焼き油/サラダ油
 板 /朱塗り
その他/ソース、一味あり
奥にはカウンターとテーブ
ルで20席ある



明石焼のやわらかさの秘密
大阪のたこ焼きの生地が小麦粉を主としているのに対し、明石焼の生地は卵が主で、小麦粉やじん粉を配合し、だしで伸ばしてあります。そのため独特のやわらかさがあり、球形というより円盤形のような平らな形になるのです。

やっぱり明石ならではの味
“じん粉”は“浮き粉”とも呼ばれ、小麦粉からグルテンを取り除いたもので、昔から天ぷら(練りもの)のつなぎとして使われていました。新鮮なタコはもちろんのこと、じん粉が身近にあったからこそ、明石ならではの味が誕生したというわけです。

そのルーツは?
明治から昭和初期にかけて製産されていた明石玉(模造珊瑚)の材料に卵の白身を使っていたので、残った黄身を利用するために生まれた、というのが通説。ほかにも、真珠を磨くのに卵の白身を使っていたので残った黄身を利用したとか、殿様に納める和菓子に卵の黄身だけを使い、残った白身を利用したなどの説があって、どれが本当なのかは結局わからないようです。

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