明石・魚の棚をもっと知りたい、楽しく歩いてみたい……情報紙



明石みつぼし
安藤 嘉英さん

とり居「第1回明石・タコ検定」商業者の最高得点で受賞。お客さんとの会話のきっかけにもなってます。
 この春から、明石のまちづくりの一環として始まった「明石・タコ検定」は、テレビ局や新聞各社にも多く取り上げられ、話題となった。3月に開かれた第一回の検定試験を受験した商業者の中で、最高得点を取得したのが魚の棚商店街で「明石みつぼし」を営む安藤嘉英さんだ。
 大学卒業後、1年ほど勤めた食品関係の企業を辞め、父母が営む店をともに切り盛りするようになって10年以上になる。店では仕入れや調理を中心に担当しているので、魚の扱いには慣れているが、タコ検定の出題範囲は調理に関してはもちろん、生態や明石の浜言葉までと幅広いので知らないことも多く、勉強になったという。
 たまたま知人に紹介されてテレビ局の追っかけ取材を受けることになり、勉強風景や仕事の様子まで撮影されて「落ちるわけにいかへんな」というプレッシャーも。「1ヶ月間ぐらいは店の仕事の合間にテキスト読んで、丸暗記。(明石のタコや魚について)普段からもっと知りたいと思っていたので、勉強するというよりは、楽しんで本を読む感じでしたよ」。 もらった”お墨つき認定証“は店に飾ってある。お客さんに「お兄ちゃん、受けたんやな」と言われて話をするきっかけになったり、信号待ちをしていて知らない人に声を掛けられたこともあるそうだ。
 「僕の場合は商売にもプラスになりました。魚屋さんとか、明石で商売してる人は受けたらいいと思う。一般の人でも受ける、受けないを別にして、テキストを読むだけで楽しめると思いますよ」。
昭和46年明石市出身、神戸学院大学卒業。祖父の代からの飲食店を家族で営む。第1回明石・タコ検定では商業者の中で最高得点を取得、表彰を受けた。休日には友人と食べ歩きをしたり、時折ダイビングを楽しむ。
明石・タコ検定
第1回は2006年3月5日、第2回は7月2日に実施された。明石のタコを中心にした魚介類について、生態や漁法、浜言葉や歴史に関する問題が出題され、80点以上で合格すると“お墨付き認定証”がもらえる。
詳しくは 明石・タコ検定委員会公式ホームページ http://www.tako-kentei.com/
 
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